
離れ旬庵「旬月」
創業大正8年、南房総白浜の、季粋の宿 紋屋(千葉県南房総市)は7月14日、浴室を畳敷きにした赤ちゃん連れ利用客のための「露天風呂付離れ客室」を新規オープンした。ファミリー層の集客拡大を狙う。
「赤ちゃんと泊まれる宿NO.1」を目標に、2000年から赤ちゃん連れの旅行者向けプランを販売している同館。ミキハウスが「子育て応援」を目的に設立したミキハウス子育て総研が、100項目にわたる調査項目のもと、設備などハード面、接客やサービスメニューなどソフト面の認定基準に達した施設に与える「ウェルカムベビーのお宿」にも認定されている。また、年間宿泊者のうち、約65%以上が赤ちゃん連れであり、赤ちゃんやその家族への優しいおもてなしに定評がある。
新設された露天風呂付離れ客室は、完全プライベート浴室(露天風呂)から、目の前の太平洋を一望できる。「海風に吹かれ、夕暮れの空や黄金色に光る海を感じながら、ゆっくり入浴してほしい」と同館。そのほか、洗い場の床を畳敷きにし、赤ちゃん連れでも安心して利用できるよう配慮した。
また、離れ客室となっているため、赤ちゃんの夜泣きなど、他の利用客に気を使うことなく過ごせるのも魅力だ。
赤ちゃん向け宿泊プラン「ゆりかごのおもてなし」も用意されており、夕食の部屋出し、ミルク用に専用水を入れた調乳ポットの用意、授乳用枕の貸し出し、無料の軟飯(なんはん)、おかゆ、10倍がゆなど、赤ちゃん連れに優しいプラン内容となっている。
離れ旬庵「旬月」