財団JTB・政投銀が調査 地方の認知、訪問 低水準 外国人旅行者の誘客に課題


 公益財団法人日本交通公社と日本政策投資銀行は共同で、調査レポート「訪日外国人旅行者の意向調査2024年度版」を公表した。アジア、欧米豪ともに海外旅行先としての日本の人気は高く、地方部に対する関心も高いが、地方部への訪問経験率は低水準だった。地方部の地域に対する認知率自体が低いことから、情報発信が課題と指摘した。また、訪日旅行意向者の7割以上が大阪・関西万博への訪問を希望していることが分かった。

 調査は2012年度から毎年行われている。アジア、欧米豪12カ国・地域の海外旅行経験者を対象に24年7月にアンケートを実施した結果。対象は、アジアが韓国、中国、香港、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア。欧米豪が米国、豪州、英国、フランス。回答数は7796人。

 アジア居住者が次に観光旅行したい国・地域では日本がトップ。欧米豪居住者でも、米国、イタリア、カナダとの差はないが、日本がトップだった。訪日経験者の再訪意向も、アジア居住者で68%、欧米豪居住者で44%と高い割合を示した。

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