読売旅行協定旅館ホテル連盟・読売旅行契約指定協会、「ウィン・ウィン・ウィン」強調


理事会合同総会

 読売旅行協定旅館ホテル連盟(大木正治会長=愛媛県・ホテル葛城、592会員)と読売旅行契約指定協会(中島四郎会長=島根県・鷗外村ふる里、591会員)は6日、京王プラザホテル東京(東京都新宿区)で理事会総会を開いた。読売旅行とのコラボによる誘客事業など、同社営業への協力を柱とした今年度事業計画を承認。両会長らは同社が進める経営改革に協力し、「お客さま、会社、連盟・協会の3者がウィン・ウィン・ウィンとなる結果を」と呼び掛けた。

 連盟・協会は通常総会を隔年で実施しており、今年は理事らによる理事会総会となった。

 それぞれの理事会総会で議案を審議。引き続き開いた「理事会合同総会」で連盟の大木会長は「国内客の拡大へ、読売旅行とともに努めなければならない」、協会の中島会長は「読売旅行は経営の大改革に着手している。さらなる強靭(きょうじん)な体制になり、観光業界をけん引していただけるだろう」とあいさつ。

 6月13日に就任した読売旅行の坂元隆社長は「旅行業界も読売旅行も大きな曲がり角を迎えている。連盟・協会の皆さまとともに、全力を尽くして仕事に取り組む」と所信を述べた。

 読売旅行の営業に協力した会員らを表彰する「『Win―Win』キャンペーン」の表彰式も行い、北海道、上信越、中国四国、九州、沖縄の各地区会とホテル葛城(愛媛県道後温泉)が表彰された。

  ◇     ◇

 読売旅行の坂元社長は昨年の業績と会社の新体制を説明した。それによると、昨年の販売高は前年比93・8%、国内旅行取り扱い客数は同約95%。

 昨年秋に経営改善計画を策定し、今春から実施している。「読売旅行全体として、一つの意識をもって動くことが必要」(坂元社長)と、事業を営業所主体の地方分散型から集約型に変更した。4月1日に商品の企画、販売を手掛ける首都圏、関西の各予約センターを新設。7月1日には九州予約センターを新設した。

 笠井孝専務は昨年の業績の詳細と今年の販売状況を説明。同社恒例の読売新聞社との共同企画「読売ロマンの旅」は、今年は北陸・新潟、四国の設定で、それぞれ年間10万人の送客を目指している。現在までに北陸・新潟は6万7277人、四国は4万6344人の販売実績で、目標の必達を目指すとした。


坂元社長


理事会合同総会

 
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