旅行環境整備を推進
菅義偉官房長官は9月19日の記者会見で、韓国からの訪日客数が大幅な減少となる中、2020年の訪日外国人旅行者数4千万人の政府目標について、他の国・地域からの訪日客数が増加していることなどを強調し、「引き続き外国人観光客にとって魅力ある環境整備に取り組み、目標達成に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べた。
菅官房長官は、中国、欧米、東南アジアからの8月の訪日客は大幅に増加していると指摘した上で、「来年春には羽田、成田両空港の発着枠がそれぞれ4万回、那覇空港も第2滑走路の開業で8万回増える。単純計算で外国人旅行者は年間約600万人分の枠が増える」と述べるなど、4千万人の目標達成に注力する考えを示した。
韓国からの訪日客減少の影響が地域や事業者に及んでいることについては、「幅広い国から各地に観光客が来るよう日本政府観光局による積極的なキャンペーンを行っていきたい」と述べた。