2024年4~6月期の訪日外国人消費額は、2019年同期比68.6%増の2兆1370億円となった。観光庁の「インバウンド消費動向調査」による速報値。訪日客数の増加、円安による消費意欲の高まり、日本国内の物価の高騰などを背景に、四半期として過去最高を記録した。
国・地域別の消費額は、最多の中国が4420億円で全体の20.7%を占めた。ただ、訪日旅行者数がコロナ前の水準には回復しておらず、19年同期比では4.8%減。続いて、米国2781億円(19年同期比194.7%増)▽台湾2639億円(同86.6%増)▽韓国2232億円(同81.6%増)▽香港1743億円(同94.3%増)▽豪州834億円(同135.1%増)。
費目別では、宿泊費7051億円▽買い物代6641億円▽飲食費4655億円▽交通費2225億円▽娯楽等サービス費792億円。
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