7月は99%減3800人
日本政府観光局(JNTO)が21日に発表した2020年7月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、前年同月比99.9%減の3800人となった。新型コロナウイルスの世界的な流行に伴う旅行需要の低迷に加え、日本の入国は水際対策として特別に認められた再入国者などに限られており、4月以降、4カ月連続でゼロに近い数字となった。
訪日外国人旅行者数は、新型コロナの影響以前にも、日韓関係の悪化に伴う韓国の落ち込みなどがあり、19年10月以降、10カ月連続で前年同月の実績を下回っている。
新型コロナの影響が顕著になった20年2月以降の訪日外国人旅行者数の推移(カッコ内は前年同月比)は、2月が108万5147人(58.3%減)、3月が19万3658人(93.0%減)、4月が2917人(99.9%減)、5月が1663人(99.9%減)、6月が2600人(99.9%減)。
20年1~7月累計の訪日外国人旅行者数は、前年同期に比べて79.9%減の395万1千人となった。