
「緑化フェア」の前橋会場
群馬県と県観光国際協会は4、5の両日、首都圏のマスコミや旅行業者を招き、観光資源をPRする「ぐんま観光フェア2008」を実施した。3月末から始まる「全国都市緑化ぐんまフェア」(花と緑のシンフォニーぐんま2008)の宣伝がメーンで、5日、高崎市で行われた観光プレゼンテーションには大沢正明知事も参加し、観光関係者とともに緑化フェアの成功と群馬の観光の素晴らしさをアピールした。
県の積極的な呼びかけもあり、観光フェアの参加者は総勢200人となった。
緑化フェアは3月29日から6月8日までの72日間、前橋、高崎両市を総合会場とし開かれる。前橋会場は前橋公園と敷島公園を整備し、「自然の記憶」「和みの庭」といったゾーンを配置、様々な樹木や花で彩る。県内の旅館組合の協力を得て足湯も設ける。高崎では城址公園周辺をメーン会場とするが、JR高崎駅から城址公園までの間(徒歩約15分の距離)にも花などを飾り、メーン会場と合わせて一体的に展開する。
いずれも入場無料。入場者数は100万人を目標に掲げており、緑化フェア開催を機に、観光客増加に弾みをつけたい考えだ。
観光プレゼンであいさつした大沢知事は、「これまでは『まるごと群馬デー』と称し、東京などで観光PRを行っていたが、実際に(群馬に)来てもらい、知ってもらうのが一番と考えこのフェアを企画した」と強調、出展している観光業者らにエールを送る一方、県外からの招待者と意見交換した。
レセプションでは上州牛やこんにゃくなど県産食材を使った料理が出された。観光関係者も招待者に自慢の観光資源をPRし、商品造成や情報発信を呼びかけていた。
大手旅行業者の1人は「緑化フェアは花好きにはこたえられないイベントであり、温泉と組み合わせた商品を検討してみたい」と造成に意欲を示した。

「緑化フェア」の前橋会場