観光立国教育を進める教師と観光関係者との交流を図り、全国に観光立国教育を広げていくのを目的とする「観光立国教育全国大会」の第2回大会が8月22日、神戸市で開かれることが正式に決まった。主催は同大会実行委員会(大会会長・舩山龍二日本ツーリズム産業団体連合会会長)。
第1回大会は昨年5月に静岡県三島市で開かれ、教師や観光関係者ら約900人が参加した。観光教育の普及、推進へ「産学官が連携し新たな一歩を踏み出す、記念大会となった」(関係者)という。
大会では、観光をテーマに地域学習を実践している教師を「観光立国教育賞」として表彰する。これは小中学校の社会科(総合学習)の中で「郷土・歴史の良さを発信する」授業実践事例を募集し、優秀事例を表彰する制度で、1回大会では15校が選ばれた。また「子ども観光PR映像大賞」の表彰も行う。
大会では「観光立国教育をすべての学校で」をテーマに、溝畑宏観光庁長官(予定)、向山洋一TOSS(教育技術法則化運動)代表、寺西達弥日本政府観光局理事、柴田耕介日本旅行業協会理事長らがパネリストとなり、意見を述べる。また、現役の教師らが観光立国教育模擬授業を行う。
会場は神戸芸術センター。参加費3千円(資料代)。