マピオン(東京都港区)は、自治体や観光事業者が発信する観光スポットやイベント情報を、デジタル地図上で閲覧できるコンテンツ「マピオン観光マップ」の提供を12日から開始した。
観光スポットやイベント情報を市区町村別の地図から探せるほか、スマホやタブレットのGPS機能により現在地からのルート検索もできる。
情報は自治体により常に更新されるため、これまでの観光マップにある、「地図を見て行ったら店がなくなっていた」「観光スポットが一時閉館していた」などの課題解消が期待される。
同社では、観光情報を掲載する自治体や観光事業者を募集している。
掲載は無料で、自治体は規定の登録フォームへの入力で、簡単に自治体ごとの観光マップが作成できる。
自治体側で常に情報更新が可能のため、季節ごとのイベントを掲載するなど新鮮な情報発信が可能に。
なお実証実験として、足利市観光協会の協力のもと「足利市観光マップ」を作成。担当者は「スポット情報を一括登録でき、作成の手間が少ない」と話す。
同社は、「自治体や観光事業者へ積極的な展開を図り、2018年度までに500自治体の掲載を目指す」としている。