観光庁の溝畑宏長官は、東日本大震災から1年を迎えた11日にメッセージを発表した。国内外からの観光需要を喚起し、観光による復興支援に継続的に取り組んでいく姿勢を改めて示した。
国内観光では、「東北観光博」の実施などを通して、東北、北関東などの旅行需要の喚起に努めることを強調。インバウンドでは、4月に東京、仙台で開かれるWTTC(世界ツーリズム協議会)の開催などを生かし、官民を挙げた情報発信やプロモーションを強化する考えを示した。
溝畑長官はまた、「観光は被災地域が立ち直っていく上でも重要な役割を担う。『観光で日本を元気にする』という気持ちで引き続きしっかり取り組んでいく」と強調した。