観光庁、スポーツ庁、文化庁が連携し、スポーツや文化、芸術の融合によって観光を活性化させた事例を表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2018」の受賞団体・取り組み5件がこのほど決定した。
過去3回以上の開催または3年以上の継続的な取り組みを通じて国内外の観光客の増加に寄与しているマイスター部門では、NPO法人きらり水源村の「カヤックで農業用水路を下る!『イデベンチャー』」、日本スポーツ雪かき連盟の「国際スポーツ雪かき選手権」、ルーツ・スポーツ・ジャパンの「地域の魅力・文化を引き出しサイクルツーリズムで通年誘客を実現するツール・ド・ニッポン」の3件が選定された。
このうち「カヤックで農業用水路を下る!『イデベンチャー』」は、熊本県菊池市の中山間地域で廃校を活用する目的で立ち上げられたNPOが実施している。農業用水路をカヤックで下る体験プログラムで、農業関係者の協力で実現した。菊池市やツアー会社と連携してPRし、参加者が年々増加している。
過去1回以上の開催実績があり、観光客の増加が期待されるチャレンジ部門には、山形バリアフリー観光ツアーセンターの「世界一自由な空へつばさに乗って行こう 南陽は空もバリアフリー 空飛ぶ車椅子体験」、サムライプロデュースの「十勝ナイトリバークルージング」の2件が選ばれた。