観光庁は5月24日、城の天守閣や櫓、寺の宿坊などに宿泊し、日本文化を体験する観光コンテンツの造成を支援するため、「観光振興事業費補助金(城泊・寺泊による歴史的資源の活用事業)」の公募を始めた。上質な体験を求める国内外の旅行者に提供し、地域の活性化につなげる。応募受け付けは7月5日まで。
城泊、寺泊の支援対象は、旅館業法の営業許可、住宅宿泊事業法の届け出、イベント民泊ガイドラインに基づくイベント民泊の承認によって宿泊事業を行う施設。
すでに実施・運営中の城泊、寺泊の事業を補助対象とする。外国人旅行者や知的好奇心の高い客層に向けた滞在環境の整備、体験コンテンツの造成、多言語化、モニターツアーの実施などについて、1件当たり800万円を上限に経費の2分の1を補助する。
補助対象者は、DMO、民間事業者のほか、自治体やDMOなどで構成される地域の協議会など。
公募要領などは、観光庁ホームページに掲載されている。