日本ラグビーフットボール協会と観光庁は、19年に日本で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)の際、訪日観光プロモーションを共同実施することなどで合意した。同協会が2月26日、明らかにした。
観光庁はスポーツ観光の推進に熱心で、2月28日にヤフードーム(福岡市)で開催された日韓のプロ野球交流試合で、韓国からの観戦客向けの観光プロモーションをソフトバンクと共同で実施した。同協会との連携もこの一環。
ラグビーW杯は4年に一度開かれ、来年、第7回大会がニュージーランドで開かれる。前回のフランス大会(07年9〜10月)では日本を含む20カ国が参加し、観客動員数は延べ約226万人を記録した。大会収益は200億円を超えた。
W杯観戦と観光を目的に訪れる旅行者も少なくないことから、観光庁は日本のPRにつながると判断した。同協会は「成功へ向け、(観光庁とともに)国内外への大会アピール、日本やアジアでのラグビーの普及と発展に努めたい」と話している。