関越自動車道で乗客に死者を出したツアーバス事故を受けて、観光庁は4日、ツアーを企画したハーヴェストホールディングス(大阪府豊中市)に対し旅行業法に違反があったとして、今月5日から47日間の業務停止処分にすると発表した。
調べによると、同社には、事故が起きたツアーの際にバスを運行した貸切バス事業者に配車指示書が到達したことを確認しなかったなど、複数の違反行為があった。
同社は4日付で一般貸切旅客自動車運送事業について、5日付で旅行業について事業の廃止を届け出ている。
帝国データバンクによると、同社は今月2日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っているという。