観光庁は、地域の関係人口の拡大や、将来的な移住にもつながる新たな旅のスタイルの普及を目指す「第2のふるさとづくりプロジェクト」に関して、先進事例を創出するための実証事業の実施先として18地域を選定した。地域の自然や文化、産業をテーマに、学びや交流のプログラム、ボランティアの機会を提供し、滞在・移動環境を整備する取り組みなどを全国各地で支援する。
「第2のふるさとづくり」は、コロナ禍などの影響で働き方や住まいに関する意識が変化する中、大都市の若者などを中心に、田舎にあこがれを持ち、地域に関わりたいという動きが出ていることから、反復・継続的に特定の地域を訪問する「何度も通う旅、帰る旅」を普及することで、新たな国内交流市場を開拓し、地域経済の活性化につなげるプロジェクト。
観光庁では、2021年10月にプロジェクトに関する有識者会議を設置し、取り組みの方向性を中間報告に整理。地域との関わりの創出や再来訪を促す仕掛けづくり、滞在・移動環境の整備などを課題として、22年度から先進事例づくりに向けた実証事業を実施している。
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