観光庁は1日、「観光地の『まちあるき』の満足度向上整備支援事業」と「『道の駅』インバウンド対応拠点化整備事業」の公募を開始した。訪日外国人を含む旅行環境の整備に補助金を交付する。ともに国際観光旅客税を活用した事業。応募期間は7月31日まで。
観光地の「まちあるき」の満足度向上整備支援事業は、公共交通機関の駅などから個々の観光スポットに至るまでの散策エリアの「まちあるき」の満足度向上が目的。
市区町村、都道府県、DMOが単独または共同で特定観光地ごとに整備計画を作成。整備計画に記載された事業者や自治体が行う事業に補助金を交付する。
補助対象は、(1)多言語観光案内標識の一体的整備(2)観光スポットの掲示物などの多言語化整備(3)無料公衆無線LAN環境の面的整備(4)地域の飲食店、小売店などにおける多言語対応・先進的決済環境の整備(5)公衆トイレの洋式便器の整備や機能向上―など。補助率は経費の2分の1以内。
「道の駅」インバウンド対応拠点化整備事業は、訪日外国人旅行者が多い、または増加が見込まれる道の駅などを対象に、レンタカーを利用する外国人旅行者のニーズが高いサービスなどを一体的に整備する。
道の駅の設置・管理者が整備計画を策定。整備計画に記載された事業者や自治体が行う事業に補助金を交付する。
補助対象は、(1)多言語案内の整備(2)無料公衆無線LAN環境の面的整備(3)多言語対応・先進的決済環境の整備(4)公衆トイレの洋式化や機能向上(5)外国人観光案内所の整備・改良―など。補助率は経費の2分の1以内。
いずれの事業も観光庁のホームページに掲載されている交付要綱などを参照して申請する。