
本部に掲げる看板を手にする新井会長(左)と増渕常務理事
栃木県日光市の観光協会4団体が合併して誕生した「一般社団法人日光市観光協会」が3日、同市平ケ崎のブライダルパレスあさので発足式を開催した。新協会の会員数は689法人・個人に上り、県内最大で全国でも有数の規模を誇る観光協会となった。新協会は、これまで各地区の観光協会が独自に行ってきた観光資源のPRを一体的に行い、誘客事業を強化する。
日光市は2006年3月に5市町村が合併。10年11月に日光観光協会と足尾観光協会が合併したが、「日光」「鬼怒川・川治温泉」「湯西川・川俣・奥鬼怒温泉」「今市」の各協会が存続していた。
第1回合併検討委員会開催から2年7カ月の間、130回の会議を重ねて今月1日の新協会発足にこぎつけた。事務所は本部と日光支部、鬼怒川・川治支部、湯西川・川俣・奥鬼怒支部、今市支部、日光支部足尾案内所の5カ所。本部は旧日光地区観光協会連合会、支部は旧4協会の事務所を活用する。
新協会発足により、旧協会がそれぞれ作ってきたパンフレットも一新し、市内の観光資源を一冊にまとめてPRできるようになった。さらに来年2月には、タイでの誘客事業を行う予定にしている。
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新協会の役員は次の通り(敬称略)。
【会長・理事】新井俊一=日光支部長兼務▽【副会長・理事】八木澤哲男=鬼怒川・川治支部長兼務、小松正義=湯西川・川俣・奥鬼怒支部長兼務、福田幸信=今市支部長兼務▽【専務理事】塩谷弘志▽【常務理事】増渕正男=事務局長兼務▽【理事】岸野孝昭、高野寿久、桝田二郎、長井一雄、亀田祐司、高橋克典、岩本浩志、八木澤栄、山城晃一、八木澤昌夫、永岡俊彦、片山貴之

本部に掲げる看板を手にする新井会長(左)と増渕常務理事