日本政策投資銀行(東京都千代田区)と事業再生支援ファンドの地域経済活性化支援機構(同)、金融・不動産投資会社のリサ・パートナーズ(同港区)は4月に共同設立した観光に特化した投資ファンド「観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合」の第1号案件として、北海道斜里町の「知床グランドホテル(GH)」に今月5日、融資を行った。
融資は、同ホテルの本館改装工事に対し、メザニンファイナンス(資本と負債の中間的性質を持つ、若干投資リスクが高い資金。今回は劣後ローン)を実施。観光客増加に向けた工事を支援する。融資額は未公表。
同ホテルは現在、知床ウトロ温泉で「知床グランドホテル北こぶし」を運営している。
今回の本館改装工事は8月に完了。ロビーなどのパブリックスペースを全面リニューアルし、さらに、宿泊客の憩いの場として、オホーツク海を望む「オホーツクラウンジ」「足湯テラス」を新たに設置した。