
全国の自治体や企業などが会員になっている一般財団法人地域活性化センターは4月15日、全国の市町村が制作した観光パンフレットの2013年度人気ベスト100を発表した。1位は札幌市の「さっぽろ観光マップ」で2年連続。2位は京都市の「京都味の巡礼・匠の巡礼」、3位は仙台市の「仙台観光マップ」だった。
同センターは、東京都中央区の日本橋ブラザビル1階「ふるさと情報コーナー」に、都道府県と市町村の観光パンフレット約2600種類を展示し、来訪者が持ち帰った数を集計した。
13年度は計30万8491部を配布。このうち「さっぽろ観光マップ」は903部だった。「京都味の巡礼・匠の巡礼」は703部、「仙台観光マップ」は675部だった。
仙台市は他に、「牛タン焼きお店マップ」(44位)、「るーぷる仙台」(82位)、「仙台まるごとパス」(90位)、京都市も他に、「マップ京都」(10位)「嵐山」(56位)がランクインした。
その他の特徴を見ると、静岡県は9市町14種類がランクイン。同センターでは富士山のユネスコ世界文化遺産登録の影響と見ている。
伊勢神宮と出雲大社の遷宮効果で、三重県伊勢市と島根県出雲市が上位に入った。出雲市に引っ張られる状況で松江市も提供数を伸ばした。
今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の舞台の兵庫県姫路市は、放送前にプロモーション用のパンフレットを作成し、32位に付けた。
ベスト10を見ると、全国的に有名な観光地のパンフレットに人気が集中した。
