
コンテストのファイナリストら
観光分野での新規プレイヤーの創出などに取り組む「観光クロスオーバー協会」(代表理事=西岡貴史・たびふぁん代表)などでつくる実行委員会は7月4日、東京証券会館(東京都中央区)で「観光クロスオーバーサミット」を開いた。観光産業に新たに挑戦するスタートアップ関係者や学生らはじめ、投資家や自治体関係者など約150人が参加。観光業界をリードする事業者らによる講演や討論を行い、課題や知見の共有を行ったほか、新たなビジネスアイデアについてのコンテストなどを行った。
観光産業に新たに挑戦するスタートアップや学生らを応援するきっかけづくりとして開催するイベントで、昨年に続き2回目の開催。兵庫県養父市、リクルートじゃらんリサーチセンター、エイチ・アイ・エス、シブサワ・アンド・カンパニーなどの協力を得て開いた。
國場幸之助・国土交通副大臣、衆議院議員の武井俊輔氏のあいさつに続き、基調講演では星野佳路・星野リゾート代表が「観光の未来」をテーマに講演。観光産業の構造上の問題である「100日の黒字と265日の赤字」に触れ、休日の分散化などによる需要の平準化などの重要性を指摘。シェアリング・エコノミーの地方での導入の重要性なども説いた。
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