西鉄旅行は中国・上海市に駐在事務所を開設、1月27日から営業を開始した。「中国からの訪日旅行セールスの拠点として、インバウンドを強化する」としている。
正式名称は「西鉄旅行株式会社マーケティング部市場開発室上海駐在員事務所」(現地名・日本西鉄旅行株式会社上海代表処)。スタッフは2人で、うち1人は現地採用者。
同社によると、近年、上海からの旅行客がクルーズ船などで福岡を始め九州各地へ数多く訪れている。「この傾向は今後も続く」と判断、体制を強化することにした。
事務所は、現地の旅行会社との相互送客に関する提携や、欧米船社の訪日クルーズの情報収集、九州地区の観光資源のPRなどを行う。また「西日本鉄道と受・委託契約を結び、中国国内のビジネス情報の収集や上海での西鉄グループの事業PRなども担っていく」意向だ。