西日本鉄道は福岡・博多の観光地を周遊するバス「ぐりーん」の運行開始1年を記念して22日、郷土芸能「博多仁和加(にわか)」を車内で鑑賞できるバス「博多にわか・ぐりーん」を運行した。
博多にわか・ぐりーんは、ぐりーんの知名度向上やファン獲得などを目的に4月にも運行。「超満員で運行するほど好評だった」(同社)ことから、1周年記念イベントの1つとして再度運行することにした。
博多にわかは、垂れ目が特徴の半面を付けた演者が博多弁で社会問題を風刺し、最後にオチを付ける話芸。出された題目を即興で演じる「即興にわか」や2人で演じる掛け合いのものなどがある。
博多にわか・ぐりーんでは、にわかの演者3人が乗客の間近で芸を披露する。ぐりーんの運行ルート沿線の地名や博多にゆかりある人物にちなんだにわかや、乗客の出した題目についての「即興にわか」を実演する予定。 また仁和加の面を模した「二○加煎餅(にわかせんぺい)」やにわか面、ぐりーん飴をプレゼントする。
運行は、博多駅交通センター発と福岡タワー南口発の計8便。運賃は通常のぐりーんと同じで、大人250円、子供130円。1日フリーパス「ぐりーんパス」は大人700円、子供350円。