西武ホールディングスは2日、訪日外国人を西武鉄道沿線やグループの観光施設に誘客するための海外向けテレビCMを5日から放送すると発表した。放送は、東南アジアと東アジア、サイパン・グアムなど16カ国・地域で来年3月まで続ける。1日には海外オフィスを2カ所新設した。
CMでは、西武線特急レッドアロー号に乗って本川越駅(埼玉県川越市)から始まる川越観光の魅力、富士山を望むプリンスホテル運営の旅館「龍宮殿」を紹介する。
同HDでは1日、傘下のプリンスホテルの外国人利用客が最も多い台湾人と3位のタイ人をターゲットとした海外オフィスを台北とバンコクに新設した。これで海外オフィスは計7カ所となった。
さらに、宿泊の6割を訪日外客が占める新宿プリンスホテルの利用と西武新宿駅、高田馬場駅と本川越駅を結ぶレッドアロー号の往復乗車・特急券をセットにした「川越アクセスきっぷ」、2泊3日の川越旅行のツアーなどを販売し、インバウンド施策を強化する。