西武鉄道、全線で実質CO2ゼロ 来年1月から 再エネ電力の活用で


 西武鉄道(本社・埼玉県所沢市)は2024年1月1日から、西武鉄道全線で使用する全ての電力を実質的に再生可能エネルギー由来の電力(以下、再エネ電力)にすることで、実質CO2排出量ゼロで運行する。脱炭素社会の実現につなげる。

 実質CO2排出量ゼロとなるのは、西武鉄道の全線(12路線、176.6キロ)の列車運行に加えて、駅、信号機、踏切などで使用する電力。

 西武鉄道は21年4月から西武グループが運営する「西武武山ソーラーパワーステーション」で発電した電力で山口線(レオライナー)を運行しているが、これに加えて、東京電力エナジーパートナーの再エネ電力メニューを導入した。非化石証書付きの電力による通年、全路線、全列車での運行を実現し、年間約15万7千トン排出していたCO2を実質ゼロとする。これは一般家庭の年間排出量に換算すると約5万7千世帯分に相当する。

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