西武バスは6月8日からナビタイムでバスのリアルタイム混雑度の表示を開始する。
- 背景・目的について
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年より国土交通省がバス車内のリアルタイム混雑情報提供システムの導入・普及に取り組むなど、バス移動に不安を感じる方が多い状況下において混雑情報に対するニーズがより一層高まっています。このようなニーズに対して両社が連携し、ナビタイムジャパンが提供するバス事業者向けソリューション『リアルタイム混雑情報取得・配信システム』と、西武バスがバスに車載しているスマートフォン(業務用携帯電話)を活用することで、バス車内のリアルタイムな混雑度の可視化を実現いたします。
練馬営業所、上石神井営業所、滝山営業所、新座営業所が運行する営業運行中の路線バス約350台の混雑度表示に対応し、西武バスを利用されるお客さまにとって、より安心・安全で快適なバス移動をサポートできればと考えています。
- 混雑度の表示について
混雑情報は、西武バスの車内に設置したBLEスキャン搭載の計測用スマートフォンにて、乗客の持つスマートフォン等が発信しているBluetooth信号を自動検知し、ナビタイムジャパンの独自技術を用いてバス車内のリアルタイム混雑度を算出します※1。混雑度は、西武バスの公式ホームページにて、青: 空席あり、黄色:立ち客あり、赤:立ち客多い、の3段階のアイコンで、走行車両の現在位置情報と合わせて路線図上に表示いたします。
今回の対応により、どこにいるバスがどのくらい混雑しているかを、車両ごとに一目で確認できます。西武バスを利用されるお客さまがご自身で混雑度を確認しながら、混雑しているバスを回避するといった判断などにお役立ていただけます。
※1 Bluetoothを活用して検知できるのは、稼働中の端末数のみです。その他の情報は取得いたしません。
西武バスでは、昨年から続くコロナ禍において、バス車内へ対しての抗菌、抗ウイルス施工を行うほか、窓開けによる車内喚起の徹底や運転席への飛沫防止カーテンの設置など、感染拡大防止対策を実施しておりましたが、今回の混雑度表示サービスを導入することにより、「三密」の回避など、お客さまの安心で快適な移動の一助になると期待しております。
ナビタイムジャパンはこれまでも、安心・安全な移動をサポートできればと考え、ナビゲーションサービスにおいて電車やバスの混雑情報を提供してまいりました。今回もこれまで培ってきたノウハウや技術をもとに、本連携を通じて快適なバス移動に貢献できればと思っております。今後は、蓄積した混雑情報の分析や交通ビッグデータと掛け合わせることで、コンシューマー向けサービスで既提供中のバス混雑予測の精度向上などに努めてまいります。
- 西武バスホームページ
以下URLより、バスのリアルタイム混雑情報をご確認いただけます。
・ホームページ:https://transfer.navitime.biz/seibubus-dia/pc/map/Top
- バス事業者向けソリューション『リアルタイム混雑情報取得・配信システム』について
本システムは、Bluetooth Low Energy(BLE)スキャンを活用してバス車内の乗客の持つスマートフォン等の端末数を計測し、ナビタイムジャパンの独自技術で混雑情報を算出し、バス事業者の公式ホームページやアプリ、乗換案内サービス等にリアルタイム混雑度を表示する国内初のシステムです※2。バス事業者は、バス車内に専用の車載器、センサー、カメラ等の機器の設置が不要で、低コスト・簡単に導入でき、利用者は車両毎の混雑確認や空いているバスを探せて、安心で快適なバス移動をサポートします。
※2 2021年1月12日時点。ナビタイムジャパン調べ。
・関連プレスリリース:2021年1月12日「バスのリアルタイム混雑度表示」の実証実験を開始
https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/202101/12_5322.html
- 西武バスとナビタイムジャパンの取り組み
西武バスは2016年3月より、ナビタイムジャパンが提供する法人向けサービス『乗換・時刻表サービス』を活用し、西武バス公式ホームページ上で乗換案内や時刻表検索、運賃検索、バスの現在車両位置などのコンテンツを提供しています。