
グループ全体のコンテンツビジネス開発を担う
ブルーミューズは2020年6月の設立以来、西武グループ全体のコンテンツビジネス開発をミッションとして事業を展開してきた。2024年には西武鉄道株式会社のメディア事業を引き受けるなど、その事業範囲を拡大している。
今回の社名変更は、同社の事業内容と将来の方向性をより明確に表現するものである。新社名の「西武メディア・コミュニケーションズ」は、メディア事業を通じた情報提供とエンターテインメントコンテンツの創造によって、顧客とのコミュニケーションを担う役割を強調している。
特筆すべきは、2024年10月に提供を開始したプログラマティックDOOH(デジタル屋外広告)サービスとの連携。この新サービスとメディア事業を掛け合わせることで、より効果的な広告戦略の展開が期待される。
西武グループにとって、この子会社はハウスエージェンシー的な機能を果たすことになる。つまり、グループ内の各企業の広告やマーケティング活動を一元的に管理し、効率的かつ統一感のあるブランディングを可能にする役割を担う。
社名変更に伴い、経営陣の交代も行われる。現代表取締役の安孫子学氏は西武造園株式会社常務取締役に就任し、新たに田中雅樹氏が代表取締役に就任する。