「環境衛生に対する取り組み」を発表
新型コロナウイルス感染症による影響拡大を受けて、藤田観光は21日、「環境衛生に対する取り組み」を発表した。
藤田観光株式会社(本社:東京、代表取締役兼社長執行役員:伊勢 宜弘)は、新型コロナウイルス感染症への対策として、新たに制定した「環境衛生方針」に沿い、ソーシャル・ディスタンスを確保した接客や館内の清潔など、高度な衛生環境の提供に向け、取り組みを強化いたします。
現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために社長直轄の「コロナ対策本部」を設置して取り組んでおりますが、この組織を常設の委員会とし、意思決定の迅速化と施策の徹底のために全社一丸となって対応します。また、環境衛生について新たにトレーニングを受けた者を「環境衛生スーパーバイザー」として任命、各施設に9月までに配置を完了させ、さらに内部監査を担当しているSDGs推進室が、衛生管理の遂行状況をモニタリングする体制といたします。
当社は、従業員が常に心掛ける「行動原則」の一つに「清潔」を掲げており、これまでもスタッフの体調管理や調理場の衛生管理、緊急時対応の講習など特に食事提供における安全衛生に取り組んできました。この度の新型コロナウイルス感染症の影響拡大を受け、本年1月下旬からは、館内入り口やフロント、エレベーターホールに消毒ポイントを設置他、館内消毒・換気の徹底、お客さまの体調確認など新たな取り組みを追加しております。
加えて、当面はお客さまと従業員双方の安全を強化することを最優先に考え、さらなる3密(密閉・密集・密接)回避強化のため、感染症拡大の原因となる接触機会の削減、対人距離の保持、密閉空間の開放に努めるとともに、安全衛生の見える化に力を入れます。また、収束後のニューノーマルな時代を見据え、今後はキャッシュレス化の推進や自動チェックインシステムの拡張など最新テクノロジーの導入検討も含め、さらに高い衛生基準の確立を目指してまいります。
<環境衛生に対する取り組み>
1.環境衛生方針
当社の事業に関わる環境衛生を包括的に管理運営することで、お客さまに安心してご利用いただける高度に清潔・衛生的な施設を提供すると同時に、高品質のサービスを提供することに貢献します。
2.具体的な取り組み内容「藤田観光グループ 環境衛生に対するコミットメント」
以下、効果が見込める最新の対策に適宜、更新してまいります。
①共有エリアの清掃・消毒・換気の頻度を高めることで、今後も安全な環境を提供します。【実行中】
②客室においては、特に触れる機会の多い箇所(スイッチ、椅子肘掛、ドアノブ、引出の取手、リモコン等)を重点的に清掃・消毒(【実行中】)し、清掃後は「清掃・消毒済」であることが分かるような表示を検討します。
③客室設置のご案内やレジカード、領収書、食券などの紙媒体の削減、キャッシュレス化など、デジタル化することを検討します。
④レストランや宴会場では、テーブルの配置や座席数の変更、メニュー表のデジタル化、カスターセットの除菌、テーブル上の事前セットを行なわないなど運営方法の見直しを検討します。
⑤ブッフェ形式での食事提供については、調理やサービス方法、席の配置、同時に利用する人数の制限など、新しい運営方法を確立した上で再開します。
⑥館内に案内掲示や誘導ロープの設置、家具の撤去などを行い、ソーシャル・ディスタンスを確保します。【実行中】
⑦フロントにおける透明な仕切り板などの設置(【実行中】)や、ルームサービスなどのお届けについては、お部屋前までに留めるなど、極力、お客さまとの接触機会を回避するサービスの提供方法を検討します。
⑧スマートフォンアプリ、デジタル技術を利用し、チェックイン、チェックアウト、部屋鍵の開閉錠など、非接触で対応できるよう順次施設の改修を検討します。
⑨婚礼のお客さまへの事前予約・打合せのオンライン化など、コンタクトレスを推進していきます。
⑩一部ホテルで導入中のマイナスイオン発生装置を順次拡大するとともに、新たに除菌機能がある清掃ロボットの活用など最新技術の導入を検討します。