
観光経済新聞社は25日、本社主催、第34回「にっぽんの温泉100選」の中間集計結果を発表した。1位は昨年まで17年連続1位の草津温泉(群馬県)。ただ、上位は拮抗(きっこう)し、最終順位が大きく入れ替わる可能性がある。投票締め切りは10月末日。最終結果は本紙12月19日付で発表する。
10位以内は昨年の最終順位とほぼ同じ顔触れ。草津のほか、2位に昨年2位の別府八湯(大分県)、3位に同6位の下呂(岐阜県)が入った。黒川(熊本県)は同11位から9位にランクイン。由布院(大分県)は同8位から11位にダウンしている。
11位以下では、修善寺(静岡県)が昨年の45位から24位、東山(福島県)が同84位から58位、河口湖(山梨県)が同81位から60位、黄金崎不老ふ死(青森県)が同90位から65位と、それぞれ大きく順位を上げている。
また昨年の97位から64位に上がった層雲峡をはじめ、湯の川(昨年35位から30位)、阿寒湖(同44位から40位)、定山渓(同51位から44位)、洞爺湖(同62位から52位)、ウトロ(同63位から56位)など、北海道勢のランクアップが目立つ。
昨年の圏外から100選入りしたのは80位の松之山(新潟県)、83位の湯野浜(山形県)、89位の片山津(石川県)、91位の阿蘇温泉郷(熊本県)、92位の芦ノ牧(福島県)など12温泉地。
にっぽんの温泉100選は、観光経済新聞社が主催する、大手、中堅旅行会社、OTA(オンライン・トラベル・エージェント)、運輸機関の社員などを対象にした国内温泉地の人気投票。温泉地の旅館・ホテルの人気投票「人気温泉旅館ホテル250選」とともに毎年行っている。観光庁と観光関係8団体が後援する(予定含む)。
投票期間は7~10月の4カ月間。今後の投票いかんで最終順位が大きく入れ替わる可能性がある。