草津温泉1位、下呂温泉2位、道後温泉3位 第36回にっぽんの温泉100選

  • 2022年12月19日

草津、20連連続1位の偉業

 旅行会社やOTAの投票によって選ばれる第36回「にっぽんの温泉100選」(主催・観光経済新聞社)が決定し、草津温泉(群馬県)が史上初の20年連続トップという偉業を成し遂げた。10月6日に発表された中間集計結果でも1位に立っており、その勢いを最後まで落とさずゴールテープを切った。2位は前回と同じ下呂温泉(岐阜県)。道後温泉(愛媛県)が前回の4位から順位を上げて3位に入った。併せて、2022年度「人気温泉旅館ホテル250選」も決定した。

 にっぽんの温泉100選は、観光経済新聞社が1987年から開始。旅行のプロである旅行会社(現在はOTAも含む)の投票によって旅行者に人気のある温泉地を探るとともに、全国各地の温泉地が上位を目指して競い合い、地域の活発化が進むことを狙いとする。

 後援は観光庁、環境省と日本旅館協会、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本温泉協会、日本旅行業協会、全国旅行業協会、日本観光振興協会、日本政府観光局、公益財団法人日本交通公社。温泉や旅行、宿泊などに関わる主な省庁と団体が後援している、にっぽんの温泉100選は、「観光業界が認めた温泉ランキング」と言える。

 投票方法は、JTBやKNT―CTホールディングス、日本旅行、東武トップツアーズなどの旅行会社や、じゃらんnetや楽天トラベルといったOTAに投票はがきを配布。7月1日から10月末まで投票を募った。記載不備や組織票などを除外した有効投票はがき枚数は2862枚(前回3473枚)。このうち約35%がWEBからの投票(前回は約10%)。1枚のはがきに最大5カ所の温泉地を記入できることから、総投票数は1万2778票(同1万3258票)となった。

 草津温泉は、「泉質主義」を宣言し、強力な殺菌力を誇る泉質などが特徴。古くから「日本三名泉」の一つとして名高い。加えて、観光エリア「裏草津・地蔵」を整備するなど、地域の新たな魅力づくりに努めていることが、100選トップを維持している理由だろう。

 2位の下呂温泉も日本三名泉の一つとして湯の良さには定評がある。草津同様、地域の新たな魅力づくりに熱心で、昨年は、「下呂未来創造プロジェクト」による脱炭素宿泊プランやEVバス導入などSDGs推進の取り組みが評価され、「実行委員会特別賞」も受賞した。

 3位の道後温泉は、日本書記にも登場する「日本三古湯」の一つ。道後温泉のシンボルである道後温泉本館は保存修理工事中だが、今年度は芸術祭「道後オンセナート2022」の開催などで地域活性化を図っている。

 前回3位の別府八湯(大分県)が4位に。5位は登別温泉(北海道、前回6位)、6位は指宿温泉(鹿児島県、同8位)で、それぞれ順位を上げた。以下、7位は有馬温泉(兵庫県、同7位)、8位は箱根温泉(神奈川県、同5位)、9位は由布院温泉(大分県、同9位)、10位は城崎温泉(兵庫県、同11位)となった。トップ10の顔ぶれはほとんど変わっていない。

人気温泉旅館ホテル250選も決定

 人気温泉旅館ホテル250選も、旅行会社やOTAの投票で決定。一つの温泉地の中で、同じ企業グループに属する宿泊施設が2軒以上、入選基準を満たした場合には全ての宿泊施設をまとめて「1選」として数えることから、今回の入選は269軒(前回270軒)。初入選は6軒(同11軒)、落選は32軒(同35軒)だった。

 5回以上の入選を果たした旅館・ホテルには、その栄誉を称え「5つ星の宿」の称号を贈っている。今回の「5つ星の宿」は247軒(同232軒)。初の5つ星は11軒(同5軒)となった。 22年度の入選施設への認定証授与式は来年1月13日に東京の浅草ビューホテルで開催する。

特別賞は、おごと温泉旅館協同組合

 地域活性化に熱心な温泉地や宿泊施設などを顕彰する「実行委員会特別賞」には、おごと温泉旅館協同組合(滋賀県)が選ばれた。「災害発生時の早期復旧や顧客対応について、組合各施設の連携により地域一体で取り組む体制づくり」が評価され、実行委員の満場一致で決まった。

 

◎にっぽんの温泉100選実行委員会メンバー(順不同)=青木幸裕・日本旅館協会専務理事▽清澤正人・全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会常務理事▽関豊・日本温泉協会専務理事▽高井晴彦・日本旅行業協会国内・訪日旅行推進部長▽菊池辰弥・全国旅行業協会調査役▽久保田穣・日本観光振興協会理事長▽佐々木隆博・日本政府観光局地域連携部長▽山田雄一・公益財団法人日本交通公社理事・観光政策研究部長▽積田朋子・観光経済新聞社社長

 

 
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