
一般社団法人花絵文化協会は3月19~21日、東京・丸の内の行幸通りで「トウキョウ・フラワー・カーペット2022」を開催すると発表した。カーネーションを使って歌舞伎役者を表現=写真はイメージ=するなど、「東京の新しい感動を発信する」という。
同イベントは都の大規模文化事業助成の一環として開催。浮世絵師・歌川国貞が描いた歌舞伎絵(役者絵)を5万本のカーネーションを使い、事前募集した200人の市民参加者とともに、48平方メートルの巨大な歌舞伎絵を5枚作る。作品名は「トウキョウ リスタート」。
使用した花は再資源化し、再生紙による「お花のスケッチブック」として生まれ変わり、障害児のアートエデュケーション支援として都の特別支援学校に寄贈する。
寛仁親王妃信子殿下が名誉総裁を務められ、総合監修は協会代表理事の藤川靖彦氏(花絵師)。期間中、20万人の来場を見込んでいる。「継続開催を目指し、東京の新しい観光文化として育成していく」と話している。