全日本空輸(ANA)と大阪空港交通(大阪府豊中市)、大阪高速電気軌道(大阪市西区、Osaka Metro)、大阪シティバス(大阪市西区)、阪神バス(兵庫県尼崎市)は4月21日、航空便の運航情報などを経路検索機能に統合したANA独自のサービス「ANA空港アクセスナビ」で、ANA便を利用する人向けに企画乗車券「大阪あおぞらきっぷ」の販売を始めた。航空、電車、バスの5社がMaaS連携。非接触のシームレスなサービスでウィズコロナに対応する。
大阪あおぞらきっぷは、大阪(伊丹)空港から大阪市内方面に向かうリムジンバス往復乗車券に加え、Osaka Metro全線、大阪シティバス全路線(一部路線除く)が乗り放題となる1日乗車券がセットになったもの。料金は、大人1800円で、通常よりも平日は300円、土日祝日は100円得に利用できる。
空港から先の地上交通の乗車券は従来、現地で交通手段ごとに購入や受け取りを別々にする必要があったが、今回の5社連携でANAの航空券予約、決済後、ANA空港アクセスナビから経路検索、地上交通の乗車券購入が一連の操作で可能になる。乗車券は、伊丹空港1階空港リムジンバス有人窓口で一括して受け取ることができる。
「ニューノーマル時代のシームレス&ユニバーサルな移動の提供に向け、MaaS連携を推進していくとともに感染症対策を継続し、ウィズコロナ時代に即した安心して利用できる環境の提供に努める」と関係者。