
イチゴ農園の開設予定地(千葉市緑区、千葉興業銀提供、ナンバー部を加工)
千葉興業銀行は、完全子会社を通じ、10月にもイチゴ農園を開設する。情報機器や栽培技術を投じた生育や温度管理で収穫時期をコントロール、再生可能エネルギーなどによる化石燃料使用の削減も図り、高付加価値化と持続可能・サステナブルな観光農園を目指す。設備投資やリスクを引き受ける実証実験と位置づけ、得たノウハウを顧客や地域に還元。各種農産品のブランド力向上やアグリ分野参入を後押しする。
人口減や農業の担い手不足も背景。実証の核は、4月1日設立の地域商社子会社「ちばくる」(目羅雅晴代表=同行営業支援部コンサルティング支援室上席調査役)。農園・コンサル・商社の3本柱で、早ければ2年ほどでの黒字化を目指す。【記事提供:ニッキン】
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