
記者会見で質問に答える観光庁の髙橋長官
観光庁の髙橋一郎長官は、1月17日の専門紙向け記者会見で、能登半島地震への対応などを説明した。髙橋長官は「まずは2次避難の円滑な実施への支援に最大限、力を尽くすとともに、今後の観光の復興に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べた。2次避難先としての旅館・ホテルの確保に関しては、宿泊業団体など関係者の協力に対して謝意を表した。
観光庁は地震発生以降、訪日外国人旅行者への多言語での情報発信、旅行業団体などを通じたツアー客の安否確認、宿泊・観光施設の被害情報の収集などと同時に、宿泊業団体などに協力を要請して被災者の旅館・ホテルへの2次避難を支援した。
被災者支援では1月4日、宿泊業関係の4団体に対して、宿泊の提供や入浴、炊き出しなど、可能な限りの支援を依頼した。6日には観光庁職員を現地対策本部に派遣し、現地の情報収集、石川県側との調整などを開始した。
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