全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)は、能登半島地震チャリティーコンサートを1月31日に東京東信用金庫両国本部(東京都墨田区)、2月7日に城南信用金庫本店(同品川区)で開いた。バイオリニストの澤田智恵さん(日本ウクライナ芸術協会代表)がベートーベン、バッハなどの名曲を演奏。訪れた観客を魅了した=写真。
7日の公演で城南信用金庫の川本恭治理事長は「今こそ多くの仲間と気持ちを合わせて北陸を応援したい」とあいさつ。被災した能登地方の信用金庫に観客らから集めた義援金を送った。
石川県東京事務所の木本正成次長は「義援金が先週の時点で170億円集まり、第1弾として大規模な断水が続く6市町の住民に1人当たり5万円を送ることが決まっている」と報告するとともに、2月16~18日に東京国際フォーラムで石川県の伝統工芸フェアを開催、3月9日に県のアンテナショップを新たに東京駅八重洲口側にオープンすることを紹介し、多くの来訪を呼び掛けた。