群馬県の観光国際協会(理事長、田村亮一・中之条町観光協会会長)と物産振興協会(会長、末村重雄・高崎弁当会長)が合併し、2012年2月に「群馬県観光物産振興協会」として発足することが明らかになった。公益法人改革に伴う組織再編で、県は「観光と物産が一体となり、群馬の魅力をより効果的に発信できる」(観光物産課)としている。
12月12日、県庁で事業継承協定書の調印式が行われた。県によると、物産振興協会は解散し、観光国際協会が物産事業を継承した上で、名称を変更、新法人に移行する。1月に新役員による臨時会を開き、2月1日付で発足する。会長には田村氏が就く。
観光国際協会は07年、観光協会、観光開発公社、温泉旅館協同組合が国際交流協会に編入する形で発足。会員数は82団体。一方、物産振興協会は1961年設立。会員数69団体で、物産展の開催や県産品の紹介・宣伝、販路拡大などの事業を行っている。
調印式後握手する(右から)田村理事長、茂原璋男副知事、末村会長