
東洋観光事業(小林史成社長)は6月19日、新型コロナウイルスで4月19日から休業していた美ヶ原温泉「翔峰」(長野県松本市)の営業を再開した。営業再開日の19日には首都圏からの県外客など50組約120人が訪れた。3密対策、衛生管理を行うほか、県民向けプランを用意するなど、安全安心な滞在を提供する。
翔峰は、緊急事態宣言後、4月16日から長野県の要請を受けて休館していた。営業再開に際して、独自の3密回避と衛生対策に取り組む宣言書「翔峰の新しいおもてなし」を作成。三澤尚之支配人は「3密状態を作らず、当面は客室稼働率50%で営業する。安全安心が感じられるおもてなしを行う」と話す。
宿泊プランでは、長野県内客向けに日本各地の旬の料理を提供する会席コース「長野県民向けプラン」=写真=を新たに販売。夕食は、個室で伊勢エビや飛騨牛、徳島産のアユの釜飯などを提供する。朝食は和定食と洋定食を用意する。