日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は、ツーリズムEXPOジャパンの開催初日となる10月26日、第6回TEJ観光大臣会合を開いた。今年は、日本とASEAN(東南アジア諸国連合)の友好協力50周年であることから、日本とASEANなど9カ国の観光大臣・観光行政のトップと五つの国際観光組織の代表が参加。コロナ禍後のツーリズムの再構築や持続可能性について話し合った。
参加したのは、ブルネイ・ダルサラーム国、インド共和国、マレーシア、タイ王国、ウズベキスタン、イタリア、ボツワナ、日本各国の観光大臣・観光行政のトップと、国連世界観光機関(UNWTO)、世界ツーリズム協議会(WTTC)、太平洋アジア観光協会(PATA)、ヨーロッパ観光委員会(ETC)、アドベンチャ―・トラベル・トレード・アソシエーション(ATTA)の代表ら14人。コネクトワールドワイド・ジャパン代表のマージョリー・デューイ氏をモデレーターに、各国のコロナ禍以降の観光施策や観光産業の動向について意見交換した。
観光の持つコミュニティへの文化的、経済的な影響力を再認識し、国の成長の柱として注力したいとの意見が複数挙がったほか、環境問題や自然・文化保護、オーバーツーリズム対策など、持続可能性への対応を意識した各国の施策が多く紹介された。さらに「責任ある観光」についての取り組みに関する発言も出された。
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