
昨年の表彰式(第99回全旅連全国大会)
全旅連会長書は「山代屋」
今年の第25回人に優しい地域の宿づくり賞は、最高賞の厚生労働大臣賞が富士レークホテル(山梨県)の「東京2020パラリンピック受入れ」、全旅連会長賞が山代屋(奈良県)の「地域活性化として宿での子ども食堂(次世代に継ぐ食育の発信)」に決まった。観光経済新聞社社長賞は滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合の「SDGs(MLGs)宣言」に決定。表彰式は9月13日の第100回全旅連全国大会の席上行われる。
大臣賞の富士レークホテルは、東京パラリンピックの自転車競技選手、大会関係者の宿泊を受け入れ。ハードや料理面の対応ほか、ホテルにいながら富士山五合目や青木ヶ原樹海の自然を楽しんでもらうバーチャルツアーを企画し、参加者に喜ばれた。
全旅連会長賞の山代屋は、未来を担う子どもに安心・安全な食事を提供しようと月に1回、宿に「子ども食堂」を開設。調理師や食育インストラクターの資格を持つ女将が目でも楽しめる料理を提供している。
観光経済新聞社社長賞の滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合は、観光地として選ばれるためにSDGs推進プロジェクトを立ち上げ、具体的な目標を設定して達成に向けて一丸で取り組んでいる。
今回は全国から30件が応募。有識者ら選考委員(委員長=橋本俊哉・立教大学観光学部教授)の審査で各賞を決めた。
昨年の表彰式(第99回全旅連全国大会)