タップは10月31日、帝国ホテル東京で開いた「タップユーザー会」の中で、「第12回タップアワード」の受賞論文表彰式を行った。
アワードは、ホテル・旅館全般に関わる優れたアイデア、事例、提言などの論文を顕彰し、宿泊業界の発展に寄与することを目的として同社が年に1回実施。優秀賞には賞金50万円、学生賞には賞金25万円が贈られる。今回は52点の応募があり、優秀賞が例外的に2点、学生賞が1点選ばれた。
優秀賞は、群馬県立大学国際コミュニケーション学部教授の日詰慎一郎氏による「家族との時間共有を可能にする『行く』旅館から『来る』旅館への転換―ICTを活用したシニア向け『都市型サテライト旅館』の提言―」と、山形県小野川温泉・鈴の宿登府屋旅館社長の遠藤直人氏による「バリアフリー旅行の現場から~阻害要因とバリアフィットの可能性~」が受賞。学生賞は、京都府立医科大学医学部医学科4年の安藤新人氏による「観光産業に関して医学生からの提言」が受賞した。
選考委員長は国際観光文化交流協会会長・宿泊施設関連協会最高顧問の藤野公孝氏、選考委員を立教大学観光研究所特任研究員の玉井和博氏、二期リゾート社長・エデュリンク社長の北山ひとみ氏、サイグナス社長の丸山英実氏、柴田書店取締役部長の阿部貞三氏が務めた。
第12回タップアワードの受賞者と選考委員ら