農協観光のグループ会社、コープサービス(東京都千代田区、梅木誠也社長)が販売している窓掃除ロボットが旅館・ホテルなどで好評だ。購入する施設も増えている。
この機械はモトヤ(茨城県つくば市)の「HOBOT―2S」。サイズは240×240×80ミリで重さ1300グラム。価格は税込み4万3800円。清掃作業時間は1平方メートルあたり約3分弱。
デュアル超音波式スプレーを本体両面に搭載し、3種類の自動運転モードで窓全体を掃除する。フレームなしの窓にも対応。電源コードは4メートルあり、大きな窓や電源から離れた窓でも使用可能。
強力な吸引モーターによって本体と窓の間は真空に近い状態となり、しっかりと吸着。落下の心配はない。
「今年7月に1台導入した」というのは、新潟・大湯温泉の「湯の宿かいり」(43室)の渋谷直樹取締役。価格以上に性能がいいと太鼓判を押す。
「当館の周辺は自然環境が豊かなせいか、窓に鳥のフンや虫がくっついたりする。汚れたらすぐロボットを使って奇麗にする。一度セットすれば自動的に掃除をしてくれるので手もかからない。月に3~4回ほど使っている」という。
窓掃除は外注していたが、ロボットを使うことで経費削減にもつながったと評価する。
問い合わせはコープサービスTEL03(5823)4926。
モトヤの窓掃除ロボット「HOBOT―2S」