
開業セレモニーの様子
積水ハウス(大阪市北区)とマリオット・インターナショナル(米メリーランド州)は、地方創生事業「道の駅プロジェクト」の拠点となり、道の駅うきはに隣接するホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」(福岡県うきは市)を8月31日に開業した。
同ホテルの客室は、キング21室、ツイン30室の全51室(全室25平方メートル)。館内にレストランを設けず、浴室はシャワーのみ。周辺で購入したものを食べられる共有スペースを整備しており、宿泊客に周辺の飲食店や温泉の利用を促し、エリア一帯で消費拡大を図る。
隣接する道の駅うきはは、1年を通して季節ごとの新鮮なフルーツを堪能できることなどから、九州地方の道の駅として人気を集める。同市には観光農園が点在しており、9月に旬を迎えるブドウや柿、梨など、豊富なフルーツを使用したスイーツ店も多く、質の高いスイーツを目当てに市外から多くの人が訪れる。積水ハウスの仲井嘉浩社長は「地元との連携により、フルーツツーリズムに発展できる可能性がある」との展望を語った。
フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきはの宿泊料金は大人2人1室利用時で1万6130円から(消費税、サービス料込み)。
両社によるTrip Base 道の駅プロジェクトの拠点なるホテルとしては、13道府県・28軒目。九州では鹿児島県垂水市、佐賀県嬉野市に続いて3店舗目で、11月には熊本県阿蘇市での開業も予定している。
開業セレモニーの様子
フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきはの外観