秋の宿泊客数、5割が「減少」 リョケン調べ

  • 2009年10月24日

 コンサルタントのリョケンはこのほど、全国の旅館・ホテルを対象に四半期ごとに行っている短期観測アンケートの、今年9月分の結果を公表した。それによると、今秋(9〜11月)の客数見込みは、減少傾向と答えた施設が46.4%で5割近くに上り、厳しい状況となっている。また今年の夏休み(7月下旬〜8月末)の客数実績は、減少傾向が56.3%で、前年同期の35.8%を大きく上回った。新型インフルエンザや長雨による水害が影響したとみられる。

 秋の客数見込みは、増加傾向に21.6%、横ばい傾向に32.0%、減少傾向に46.4%が回答。地区別では、前年の地震による落ち込みの反動が推測される北海道・東北以外のすべての地区で、減少傾向の回答が増加傾向を上回った。

 自館が所属する地域全体の客数傾向は、増加傾向に11.4%、横ばい傾向に39.5%、減少傾向に49.1%が回答した。

 秋の基本宿泊単価は、上昇傾向11.1%、横ばい傾向56.3%、下降傾向32.5%。総宿泊単価は、上昇傾向9.6%、横ばい傾向50.4%、下降傾向40.0%。下降または横ばいが約9割を占める厳しい状況となっている。

 寄せられたコメントでは、シルバーウィークの予約状況は順調だが、休日に予約が集中し、それ以外の平日に客が埋まらない状況や、10月以降のインフルエンザの再流行を懸念する声が多くあった。

 夏休みの客数実績は、増加傾向23.8%、横ばい傾向19.8%、減少傾向56.3%。減少傾向は前年同期の35.8%から20.5ポイント増え、増加傾向は前年同期の28.5%から4.7ポイント数字を落とした。地区別では、新型インフルエンザや水害が発生した近畿・中国で減少傾向が79.2%と、極めて厳しい状況。

 自館が所属する地域全体の客数は、増加傾向9.0%、横ばい傾向24.3%、減少傾向66.7%。前年同期に比べて、減少傾向は12.3ポイント上昇、増加傾向は3.6ポイント下降した。

 夏休みの基本宿泊単価は、上昇傾向11.3%、横ばい傾向44.4%、下降傾向44.4%。総宿泊単価は、上昇傾向10.4%、横ばい傾向34.4%、下降傾向55.2%。前年同期に比べ、基本宿泊単価、総宿泊単価ともに下降傾向が増え、上昇傾向が減少している。

 調査は全国の旅館・ホテル714軒に行った。回答数は126軒で、回答率17.6%。

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