福島県はこのほど、マスコミなどを対象に観光地の視察を2コースで開催した。開催中の「ふくしまデスティネーションキャンペーン」(DC、6月30日まで)に合わせ、県の観光素材に直接触れてもらい、盛り上がりを見せる福島観光の現状を発信してもらう。
会津、南会津、県南エリアを巡るAコースは、猪苗代湖畔の野口英世記念館からスタート。喜多方では東北最多を誇る蔵元を紹介。酒の仕込みにモーツァルトの曲をBGMに流して造る「蔵粋(くらしっく)大吟醸交響曲」などユニークな蔵元がある。
DC期間中に特別に運行する「蔵馬車」も提案。会津若松ではボランティアガイドの案内がある「鶴ヶ城」や歴代の「会津藩主松平家墓所」をPR。会津白虎隊の歴史秘話などがを学べる。
江戸時代の面影を今に残す大内宿もにぎわう。会津鉄道の「お座(敷)・トロ(ッコ)・展望列車」、日本で唯一の茅葺駅舎「湯野上駅」も人気=写真。かつての城壁を忠実に再現した「白河小峰城」もPRした。
Bコースの視察は、いわき、相双、県中エリアで実施した。