2012年度に大型観光キャンペーンを予定する福島県はこのほど、福島県観光物産交流協会と共同で、大型観光キャンペーンのキャッチフレーズとロゴマークを決めるためのウェブ投票を始めた。同県では12年度のキャンペーンのテーマとして県民総参加による旅「着地型観光」を掲げており、その中心となるこだわりの観光ルートについてもコンテストを開催中。広くウェブ投票を行うことで、キャンペーンの機運向上を図りたい考えだ。
ロゴマーク、キャッチフレーズ、こだわりの観光ルートとも6月24日から候補作品の募集を開始。ロゴマーク176点、キャッチフレーズ994点の応募作品から主催者による1次審査を実施し、審査を通過した各50作品を対象にウェブ投票を行う。
併催しているこだわりの観光ルートコンテストでは、個人の趣味、し好にこだわったルートなどテーマ性の高いものを募集。「シュークリーム堪能の旅」「福島の“馬”を巡る旅」「パワースポット狛犬コース」など個性的な応募ルート95点を対象にウェブ投票を行う。
投票数の上位6作品を入選作品とし、入選作の中から主催者による審査でグランプリ1点を決定。グランプリになったキャッチフレーズやロゴはキャンペーン用のポスターやウェブサイトなどで利用する。
投票者には抽選でそれぞれ5組に1泊2日温泉ペア宿泊券を贈る。
このほかキャンペーンに先立ち、「とっておきの福島」の風景を写した写真によるフォトコンテストも実施中。「写真の技を競うのではなく、近所の風景や代表的な観光地など『あなただけが知っている福島』を写真で教えてほしい」と福島県観光物産交流協会。募集期間は来年1月31日まで。