神戸市立王子動物園、ジャイアントパンダ・タンタン23歳の誕生日会を開催


 神戸市立王子動物園は、ジャイアントパンダ・タンタンの23歳の誕生日会を本日開催した。

 神戸市立王子動物園(神戸市灘区)のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」が、9月16日(日)に、23歳の誕生日を迎えるにあたり、誕生日会を開催します。誕生日会では、果物などで飾り付けをした、飼育員特製かき氷をプレゼントしました。
その他にも神戸市には、須磨海浜水族園(神戸市須磨区)の仲睦まじいラッコのカップルや神戸どうぶつ王国(神戸市中央区)の目ヂカラNo.1のハシビロコウ、六甲山牧場(神戸市灘区)のなでてほしくてたまらないマンクス・ロフタンなど、魅力的な動物がたくさん。地元の方だけでなく、観光客などからも人気を集めています。

去年の誕生日会 (2017年 神戸市立王子動物園)去年の誕生日会 (2017年 神戸市立王子動物園)

タンタン23歳誕生日会  開催概要
日  時 :  9月16日(日) 午前11時30分頃~  ※雨天決行
場  所 :  神戸市立王子動物園 パンダ館 屋内展示場

■タンタンは「新しい世紀の幕開け」!
1973年(昭和48年)に神戸市と中国の天津市が両国で初めての友好都市提携を結びました。その後、1981年(昭和56年)には、神戸港沖の「ポートアイランド」完成を記念した博覧会「ポートピア’81」に天津動物園から2頭のジャイアントパンダがやって来て、王子動物園の飼育係と獣医師が飼育を担当。また、1992年(平成4年)から12年間、中国から王子動物園に来たキンシコウを日中共同飼育研究として飼育し、中国以外では世界初の繁殖にも成功。その子どもを中国へ里帰りさせた実績もあります。

これらを通じた両国の深いつながりから、王子動物園でのジャイアントパンダの日中共同飼育繁殖研究の話が進み、1995年(平成7年)に発生した阪神淡路大震災の復興のためにという神戸市の思いに中国が応える形で、2000年(平成12年)にオス・メス2頭のジャイアントパンダが王子動物園にやってきました。
オスは、震災復興の願いから「コウコウ(興興)」、メスは、新しい世紀の幕開けという意味で「タンタン(旦旦)」という愛称に一般公募で決まりました。
2010年(平成22年)に2代目コウコウ(当時14歳)が死に、現在はタンタンだけで暮らしています。ジャイアントパンダは、もともと年に3~7日間だけある発情期以外は単独で暮らす動物です。タンタンも “おひとりさま”には慣れっこのようで、のんびり王子動物園ライフを楽しんでいる様子です。

■王子動物園で人気投票ダントツ1位のタンタン
<プロフィール>
名前:タンタン(旦旦)
性別:メス
生年月日:1995年9月16日
出生地:中国大熊猫研究中心(臥龍繁殖センター)
来園日 : 2000年7月16日

■□人気□■
人気投票でダントツ1位!
入園者アンケートでは、2位のゾウに約3倍の票差をつけて人気投票1位のタンタン。
票数全体の4~5割がタンタンです。

■□チャームポイント□■

短い手足
手足が長くしっかりとした体つきのジャイアントパンダもいますが、
タンタンは手足が短く、トコトコと歩くその姿がかわいらしいと評判です。

■□性格□■
のんびりゆったり、でもちょっぴり神経質
若い頃は動きも機敏でしたが、年々のんびりゆったりに。

■□魅力□■
時間を気にせず、ゆっくり会える
特に平日は、思う存分タンタンに会うことができます!

■動物園スタッフのタンタン観察日記

歳を取るにつれて、かわいさのなかにじっくりとした円熟味が増してきました。
そんなタンタンに癒されに、ぜひ王子動物園にお越しください。

■スマスイ(須磨海浜水族園)の仲良し熟年カップル!ラッコの”ラッキー&明日花”

<プロフィール>
生物種:ラッコ
名前:ラッキー(オス)  20歳/明日花(メス)  19歳
性格:ラッキー…明日花大好き
明日花…びっくりしやすい性格だが好奇心旺盛

寄り添って寝る姿が何とも微笑ましい、ラッコのカップル!
2012年に明日花(あすか)のお婿さん候補として来園したラッキー。とにかく明日花のことが大好きで、しきりにちょっかいを出して興味を惹こうとしたり、明日花が寝ていると、さりげなく明日花の隣に流れてきて寄り添って寝ていることも多い、仲良し熟年カップルです。
一方で、明日花が食べている餌を横取りしてしまう「色気より食い気」な一面もありますが、当の明日花はラッキーが餌をとりに来てもすんなり渡してしまうおっとり屋なところも。そんな2頭の姿もまた微笑ましい、スマスイの人気カップルです。

スマスイには他にも人気のイキモノが目白押し!

スマスイ生まれの人気者・ゴマフアザラシのメカブちゃん。父親はコンブ、母親はワカメと、親子で海藻の名前がついている「海藻親子」としても話題です。ガラス面に顔をはり付けて変顔をすることも!

密集して触れ合うことで安心する特性を持つ「マアナゴ」。その密集具合に驚き、SNSにアップする人が後を絶たないほど!

■なでてなでて~と甘えてくる「六甲山牧場」の六茶夫くん

<プロフィール>
生物種:マンクス・ロフタン
名前 :六茶夫(むちゃお)くん
名前の由来:マンクス・ロフタンとは「マン島(イギリス王室属領)に住む茶色くてかわいいやつ」の意。それに倣い「六甲山に住む茶色くてかわいいやつ」という意味で「六茶夫」と名付けられた。
性  別:オス
生年月日:2016年3月12日 (2歳)

立派な4本角がポイント!愛嬌たっぷりなマンクス・ロフタンの六茶夫君!
2016年に六甲山牧場にやってきたマンクス・ロフタン(希少羊)の六茶夫くん。羊では珍しい4本の立派な角が特徴です。名前を呼ぶとしっぽを振りながら寄ってくる愛嬌の良さで、牧場内でもとてもかわいがられています。
六茶夫くんは4本の立派な角が邪魔をして、角の生え際がかゆくても何かにこすりつけて掻くことが難しいので、飼育員が掻いて(なでて)あげたら気持ちよさそうな様子だったとのこと。それ以来すっかりなでられることが気に入ってしまい、今では自ら寄ってきて「なでなで」をおねだりするようになりました。
関西で4本角のマンクス・ロフタンが見れるのは六甲山牧場だけ。六茶夫くんが寄ってきたらぜひ頭をなでてあげてみてください。

7月生まれの新入りたちもすくすく成長中!

ミニチュアホースのサニーちゃん。体長55センチの小さな体で、母親の後をついて回りながら、元気にすくすく成長中!

耳の大きさが特徴的な秋田改良種(ウサギ)の摩白くん。8キロを超えるとジャンボウサギの称号をもらえるので、現在子牛用の餌を与えながら日々増量中!

■目ヂカラNo.1!「神戸どうぶつ王国」の人気者・ハシビロコウ

<プロフィール>
生物種:ハシビロコウ
名前:ボンゴ(オス)※繁殖のため9月中旬から一時的に那須どうぶつ王国に婿入り予定
マリンバ(メス)
名前の由来:ハシビロコウはアフリカ生息の鳥。ボンゴもマリンバもアフリカの民族楽器から名付けられました。2羽の風貌からもよく似合っている名前だとのこと。
性格:ボンゴ…気分屋で、気が乗ったら寄ってくるが気が乗らないと知らんぷり。
マリンバ…まだ若いため、ボンゴにはあまり興味がなくマイペース。

関西でハシビロコウに会えるのは神戸だけ!
絶滅危惧種に指定されているハシビロコウは、日本国内(※日本動物園水族館協会加盟園館)でも13羽ほどしか生息していない希少な鳥です。関西でハシビロコウに会えるのは「神戸どうぶつ王国」だけ。しかも柵なしでここまで近くで見れるのは日本でも数少ないとあり、ハシビロコウ目当ての来園者も多く訪れています。
ハシビロコウは「動かない鳥」として有名ですが、動かない理由は自然界で餌を捕獲する瞬間まで体力を温存しているからだと言われており、餌を十分に与えられているボンゴ君とマリンバちゃんはそこそこ動くのだそう。しかし“じっと獲物を狙う視線”は健在!「目ヂカラNo.1」の呼び声も高い「神戸どうぶつ王国」を代表する人気者です。
ボンゴやマリンバは気が乗っているとスタッフに親愛の情を示すお辞儀をします。しかし、神戸どうぶつ王国のスタッフはそれを無視をするのだそう。その理由は、ハシビロコウの繁殖を目指すために、ハシビロコウ同士で愛情を向けてほしいから。スタッフの願いが叶い、一日も早くハシビロコウの赤ちゃんを見られる日が待ち望まれています。

 

 
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