神戸市はこのほど、来年のNHK大河ドラマ「平清盛」の放送開始に合わせて実施する「KOBE de 清盛2012」事業の概要を発表した。目玉となるのは、1月にオープンする「ドラマ館」「歴史館」と、歴史館周辺の歴史ガイドツアーだ。
ドラマ館は、JR神戸駅に直結したハーバーランドセンタービル内に開館。ドラマの放送に合わせ、作品を映像やパネルで紹介する。出演者の衣装や小道具の展示をはじめ、清盛ゆかりの地である神戸を発信するエンターテイメント性の高いパビリオンとなる。広さは約500平方メートル。
歴史館は、清盛が修築した大輪田泊があったエリアに建設する。清盛の生きた平安時代の暮らし、遺跡や出土品の展示などを核として、約900年前の神戸を紹介する。オリジナルアニメーションやCGを使い、福原京も再現する。広さは約6300平方メートル。
屋外ステージも設置され、神戸市内外への情報発信活動と、神戸を訪れる観光客のおもてなしを行うため結成されたPRキャラバン隊「神戸・清盛隊」のショー、地元住民によるイベントを実施する予定。
歴史ガイドツアーは有料で、歴史館周辺の清盛ゆかりの史跡をガイドや学生ボランティアと巡る。
ドラマ館の入場券は大人600円、小中学生300円。歴史館の入場券は大人300円、小中学生150円。2館セット券は大人700円、小中学生350円。団体割引入場券、障害者を対象とした特別割引入場券も設定。前売券の販売もスタートした。
PRキャラバン隊を紹介