
神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ(神戸市東灘区、木下学社長)は6月25日に開業30周年を迎えた。2011年にホテルニューアワジグループとなり約10年。6月24日には2階ロビーの改装オープン披露と、これまでリニューアルを行ってきた各施設の内覧会を開催した。コロナ禍中で記者会見などは実施しておらず、およそ3年ぶりの開催となった。
三輪谷光雄名誉総支配人は「地域密着を念頭に歩んできた。ホテルがコミュニティを作るということが、これからのホテルには必要。地域に愛される共存共栄は変わらず、神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズはまだまた進歩していく」とあいさつした=写真。
13年から「和―Sheraton」をテーマにクラブラウンジや客室、宴会場、レストランなど本格的リニューアルを開始。14年にはホテル敷地内から湧き出る温泉を楽しめる温浴施設「神戸六甲温泉『濱泉』」がオープンし、話題を呼んだ。
24日に披露されたロビーはフロントカウンターがアイランド式で接客対応がスムーズにできる。待合スペースの椅子などの家具もバラエティに富んだものを選んだ。
20年1月にオープンした「Sheraton Dog(シェラトンドッグ)」はホテルやグルーミング、トリミング、「犬の幼稚園」を備えたペットの複合施設。昨年3月は貸農園「六甲アイランド・シェラトンファーム」がオープン。神戸市では「食都神戸」を目指し「アーバンファーミング(都市農業)」を推進。シェラトンファームはそのモデル農園の第1号としても注目されている。