
2024年度に組成額が減少した国内シンジケートローン(協調融資)は、25年度に回復へ転じる見通し。金利リスクや流動性リスクの上昇が、企業に早めの手元資金確保を促す圧力となるためだ。今後、「(企業の資金調達手段が)社債発行からローンにシフトする可能性がある」(みずほフィナンシャルグループ)。
ロンドン証券取引所グループ(LSEG)によると、24年度の国内シ・ローン組成額は前年度比約6%(1兆9377億円)減の26兆6307億円、案件数は同22%減の1580件だった。24年4~12月は組成額が前年同期を上回る水準で推移したものの、25年1~3月に前年同期比2兆8620億円減少した。【記事提供:ニッキン】
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