相鉄、JR直通線用新型車両 「12000系」を来年春に導入

  • 2018年10月13日

 相鉄は、JR直通線用新型車両 「12000系」を来年春に導入する。

相鉄グループの相模鉄道株式会社(本社・横浜市西区、社長・滝澤 秀之)では、2019年春に相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」を導入します。

この車両は、2019年度下期に開業予定の相鉄・JR直通線※1用の車両で、駅舎や車両、制服、商業施設等のデザインコンセプトを統一し、グループの認知度・好感度の向上を図る「デザインブランドアッププロジェクト※2」の概念に基づいて製造するものです。新型車両としては、2022年度下期に予定している相鉄・東急直通線※1用の車両として今年2月にデビューした「20000系」に続くものです。

車両の開発コンセプトを「安全×安心×エレガント」とし、前方監視カメラと車内防犯カメラを初めて採用。先頭形状は、代表的な能面の1つである「獅子口」をイメージした力強いデザインで、横浜を象徴した濃紺色(YOKOHAMA NAVYBLUE ヨコハマネイビーブルー)で車体を塗装します。

内装は、お客さまからご好評をいただいている「20000系」の仕様を踏襲して落ち着きのあるグレー色で統一。時間帯で色調が変化する調色調光式のLED照明を採用します。また、全ての車両にベビーカー・車椅子用のフリースペースを設置し、一部の優先席・一般席には地元の高齢者の意見を取り入れて改良した「ユニバーサルデザインシート」を導入します。さらに「ナノイー*」搭載の空気清浄機や駅に長時間停車する際にお客さまがドアの開閉を行える「個別ドアスイッチ」を導入するなど、子育て世代や高齢者等全ての人に優しい仕様としています。

概要は、以下のとおりです。

12000系斜め(イメージ)

■相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」の概要

1.営業運転開始

2019年春(予定)

2.導入車両数

1編成(10両)(2019年度末までに全6編成(60両)を導入予定)

3.開発コンセプト

安全×安心×エレガント~目先のトレンドに左右されない「醸成するデザイン」~

4.主な特徴(◎相鉄線初)

(1)快適性の向上

・紫外線カット熱線吸収合わせガラスを採用

・「ユニバーサルデザインシート」を改良し先頭車以外の優先席・一般席に導入

地元の高齢者の意見を取り入れ、立ち座りを容易にするため座席の高さを上げ、座り心地を損ねない範囲で座面を小さくしたシート。座席下部に大型の荷物が収納でき、荷棚が使いにくいお客さまでも安全にご利用いただけます。

・ベビーカー、車椅子用のフリースペースを全車両に設置

・「ナノイー*」搭載の空気清浄機を導入

・「個別ドアスイッチ」を全てのドアに導入

空調効果を高めるために始発駅等でお客さまによりドアを開閉することができます。

・座席端部の仕切り板の大型化

座席端部に荷棚まで届く強化ガラス製の仕切り板を採用することで、ドア付近にお立ちのお客さまの荷物等による着席しているお客さまへの干渉を緩和します。

・相鉄線の特徴でもある「車内の鏡」を設置

・時間帯で変化する調色調光式のLED照明を採用

・2016年度グッドデザイン賞を受賞した「つり革」を採用

・ロングシート座席は座り心地を改良し、ランダムパターンを施した汚れが目立たない生地を採用

(2)車内への情報提供の強化

・ドア上に液晶式案内表示器(17インチ)を設置

・全車両でWi-Fiを提供 ※Wi-Fiをご利用になるには、通信事業者との契約が必要です。

(3)環境への配慮

・11000系と同型のIGBTタイプのVVVFインバータ制御装置の採用や、室内灯・各種灯火類のLED化により消費電力を低減

・防音車輪の採用により騒音を低減

(4)安全・安心の更なる向上

◎前方監視カメラ、車内防犯カメラの設置

◎ホームドア設置駅で自動停車可能なTASC(タスク・定位置停止装置)に対応

相互直通運転への対応

・車両情報処理装置(TIMS)の共通化

・車両システムに会社間切り替え機能等を本格搭載

5.車両製造会社

株式会社総合車両製作所

6.デザイン設計

株式会社PRODUCT DESIGN CENTER (代表 鈴木 啓太氏)

*「ナノイー」は、パナソニックの登録商標です。

 

※1「相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線」(神奈川東部方面線)とは…

相鉄では、JR線と東急線との相互直通運転を予定しています。

相鉄・JR直通線(2019年度下期開業予定)は、相鉄線 西谷駅と羽沢横浜国大駅*間に連絡線を新設し、この連絡線を利用して相鉄線とJR線が相互直通運転を行うものです。相鉄・東急直通線(2022年度下期開業予定)は、羽沢横浜国大駅*と東急東横線・目黒線日吉駅間に連絡線を新設し、この連絡線を利用して相鉄線と東急線が相互直通運転を行うものです。

この横浜市西部および神奈川県央部と東京都心部とを直結する新たな路線の開業により広域鉄道ネットワークが形成され、所要時分の短縮や乗換回数の減少など、鉄道の利便性向上が図られるとともに、地域の活性化等に寄与します。新幹線へのアクセスの向上や相鉄線沿線等のさらなる発展にも貢献します。

神奈川東部方面線ウェブサイト( http://www.chokutsusen.jp/ )

*神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線)は、都市鉄道等利便増進法に基づき、(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構が整備を行っています。駅名については、整備主体である(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構と営業主体である相模鉄道及び東急電鉄が、同法に基づく手続きを行ったうえで、正式に決定します。

※2「デザインブランドアッププロジェクト」とは…

デザインの総合監修を「くまモン」の生みの親で、クリエイティブディレクターの水野 学氏(グッドデザインカンパニー代表)、空間プロデューサーの洪 恒夫氏(株式会社丹青社)に依頼し、お客様との最大の接点となる駅舎や車両、制服、商業施設等を統一したデザインコンセプトに基づきリニューアルを進め、認知度や好感度を高めることで「選ばれる沿線」の実現を目指す取り組み。コンセプトは、「これまでの100年を礎に、これからの100年を創る。Thinking of the next century.」としています。

公式ウェブサイト( https://www.sotetsu.co.jp/design-pj/ )

 

クリエイティブディレクター/クリエイティブコンサルタント/good design company代表/

慶應義塾大学特別招聘准教授

1972年 東京生まれ。

1996年 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。

1998年 good design company設立。ブランドづくりの根本からロゴ、商品企画、

パッケージ、インテリアデザイン、コンサルティングまで、トータルにディレクションを行う。

■洪 恒夫氏プロフィール

1960年 横浜生まれ。

1985年に丹青社入社以来、ミュージアム、テーマパーク、博覧会、展覧会等幅広い分野の施設デザイン、プロデュースを手がける。2002年より東京大学総合研究博物館教員を兼務(現職=特任教授)。日本空間デザイン賞大賞、サインデザイン賞優秀賞、日本商空間デザイン賞金賞、グッドデザイン賞、ドイツデザイン賞など受賞多数。

■鈴木 啓太氏プロフィール

プロダクトデザイナー/PRODUCT DESIGN CENTER 代表

1982年 愛知県生まれ。多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒。

2012年 デザインオフィス「PRODUCT DESIGN CENTER」ブランド「THE」設立。プロダクトデザインを中心に、プランニングからエンジニアリングまでを統合的に行い、家電、モヴィリティ、家具、日用品、アートに至るまで、国内外で様々なプロジェクトを手掛けている。

2015年 『サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ(フランス)』招待作家。

2016年 「HUBLOT DESIGN PRIZE 2016(スイス)」ファイナリスト。

2016年よりグッドデザイン賞審査委員。

 
 
 
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