登山アプリのYAMAP、登山「到着時刻予測」機能を提供開始


 登山アプリのYAMAPは13日、登山「到着時刻予測」機能の提供を開始したと発表した。

登山アプリ・Webサービス「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップ(代表取締役:春山慶彦、本社:福岡県福岡市、以下ヤマップ)は、アップグレード版(YAMAPプレミアム)での新機能として「到着時刻予測」機能の提供を開始いたしました。

          YAMAPプレミアム  URL: ​https://yamap.com/premium/

  • 登山者のペースを察知し、自動で到着時刻を予測する

​「到着時刻予測」機能は、登山者の歩行ペースに合わせて目的地までの到着時刻を予測・表示する機能です。
登山計画上の到着時刻と、実際の到着時刻との差がひと目で分かり、その先の予測時刻が、歩行ペースに合わせて自動的に修正・表示されます。

到着時刻予測機能到着時刻予測機能

到着時刻予測機能到着時刻予測機能

コンディションの良し悪しやアクシデント等により、計画上の到着時刻に遅れが生じた場合や、計画上のルートから外れてしまった場合、計画よりも長く休憩をとった場合、これまでは実際の到着時刻を頭の中で見積もり、スマートフォンやメモ帳を使って修正するなどの手間が発生していました。

「登山計画上の下山時刻」と「実際の下山時刻」との差を比較した独自調査・分析によると、YAMAPで登山計画を作成した登山者約9.6万人の4割(40.5%)が「1時間以内」であった一方、約6割(59.5%)に「1時間以上」の差が生じており、計画どおりにいかない前提を加味する必要がありました。

 

こうした実状を踏まえ「到着時刻予測」機能では、普通に歩いていて遅れが生じた場合や、計画を立てたチェックポイント上で予定より長く休憩をとった場合なども、その時の実際の歩行ペースや休憩時間に合わせて自動的に予測をアップデートしたうえで最新の「到着時刻」予測を表示します。
歩いているだけで目的地までの到着時刻が分かるため、登山中の行動管理が容易になり、遅れているからと焦ってバテてしまったり、油断してゆっくり歩きすぎて焦る、といった事態も防ぐことができます。

  • 「ルート外れ警告」「歩行ペース表示」機能との併用で、遭難ゼロを目指すナビゲーションが実現

「到着時刻予測」機能は、進むべき道から外れてしまった際にお知らせし、道迷いのリスクを軽減する「ルート外れ警告」機能と、自分に合ったペースでの登山を促す「歩行ペース表示」機能(ともに2020年12月に提供開始)に続く、安心・安全な登山をより手厚くナビゲートする「YAMAPプレミアム」の新機能です。

2020年はコロナ禍により、全YAMAPユーザーの「移動距離」「累積上り」「最高地点」「高低差」の中央値が減少しましたが、その一方、活動日記数(YAMAPユーザーが投稿する登山記録の数)が前年比約162%増となり、2021年2月にはサービス開始以降の累計活動日記数が1,000万を突破するなど、身近なアウトドア・近くて低い山を楽しむケースが増加し、現在も同様の傾向が続いています。

標高1,000メートル以下の低山・里山の中には、たくさんの道があちこちに入り組み、本来歩むべき登山道が分からず「道迷い」に繋がりやすいところもあります。今後もヤマップでは本ナビゲーション機能群の利便性を高めるとともに登山計画の作成を促し、登山者のさらなる安心・安全に貢献してまいります。

 
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